田舎から送ってもらった地元のお米「ひのひかり」がやっぱりおいしかった話。

私が帰宅前に子供が炊いてくれたから炊き立てじゃない…でも美味しい

 

この間、実家から新米が送られてきた。

 

私の田舎では、代々引き継いできた田んぼを親世代が耕せなくなり、今は少しだけ残っている働き手の家に頼んで耕作してもらい、荒れ地になるのを防いでいる。理由は放棄地にすると雑草が生い茂り、今でも作っている人の稲に雑草の種を飛ばしてしまうこともあるから。

 

うちも、昔は転々と飛び地で保有している田んぼをすべて耕し、自宅分以外は近隣親族に売ったり配ったりしていた。私たちが家を出た後は、同じく田んぼを作っていた高齢の土地の主から頼まれ、作りにくい田は耕さず、頼まれた作りやすい土地で(自分の田の隣の田など)育てていた。

そして今、更に自分たちが高齢になると、自分では田を作らず、近隣の若い家庭に頼んで、同じように作ってもらっていた。最近それも無くなったのかな?どうしてるんだろう?

今は、稲作をしてる若い家庭に買う予定で一年分をお願いして、作ってもらってる。

完全に稲作からは遠のいている。

うちの田舎は専門で作り出す若い人もいるが、大多数は農協には出さないでこんな感じに作っている。

 

 

私の育った集落は、昔から田んぼやミカン畑、茶畑を所有する家が多かった。
同級生の家もほとんどそうだ。あの人たちは今どうしているんだろう?

母に聞くと、農業一本で続けている家には、意外にも都会から子どもが戻って跡を継いだ人もいる。一方で、個人で細々と畑を持っていた家は放棄地になってしまった所もあったりと、状況はさまざまらしい。

 

そんな背景のなかで、今年も私のもとに届いた新米。
これは、さっき書いたように母が毎年買う約束をして作ってもらっているお米だ。

 

品種は「ひのひかり」。
コシヒカリと「黄金晴(こがねばれ)」を掛け合わせて、南国向けに品種改良されたものらしい。

 

近頃の私は、アメリカ米の「カルローズ」やブレンド米など、手ごろな価格のお米をよく食べていた。これはこれで特徴があるし、おいしい食べ方も考えて料理していたけれど……

やっぱり、お弁当に入れるとなると実家(の産地)のお米にはかなわない!

 

「ひのひかり」の特徴を調べてみると、

 

炊き上がりのツヤが良い

粘りと甘みがある

コシヒカリに似た、あっさり上品な味わい

弾力があり、食べごたえがある

冷めても味が落ちにくい

水加減で食感を調整しやすい
→ 和食には水を少し多めにすると旨みが引き立つ

だって。

 

……確かに。ほんとにそのとおりだ!

 

違いが分かるのは、お弁当で冷やご飯になった時。
最近はお弁当のご飯がやたら美味しいと思ってた。このお米だからか…。

 

ふるさと納税でいろんなお米も食べたけれど、東北や山口のブランド米と比べても、私はやっぱりこの「ひのひかり」がしっくりくる。どれも美味しいんだけど、きっと、長年これを食べてきた味の記憶が体になじんでいるんだろう。

 

私は水を少し多めに入れて炊くのが好き。
もちもちした冷やご飯は、お弁当だと最高(今さら気づいた)。

こうして、改めて地元の米のおいしさを再認識した。

 

自分自身、お米の味の違いが分かる人だとは思ってなかったけど、ずっと同じ土地のものを食べていると、自然とそうなるものかな…?

 

 

とはいえ私にとっては、お米がたくさんあることは、どんぐりや薪がいっぱいあるのと同じ。ツヤが足りなくても、水分が少なくても、外国産でも、食べるお米があればありがたいことだ。

 

これがなくなったら、またカルローズやブレンド米に戻ると思う。
母がまた送ってくれるとは思うけれど、来年の夏になれば今みたいには美味しくない。旬なんてそんなもの。だからこそ、その年の秋の新米はあんなにおいしく感じるんだろう。

 

 

 

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