映画タイトル: 「ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)」
原作: 田村由美「ミステリと言う勿れ」(小学館「月刊フラワーズ」)
監督: 松山博昭
公開年 : 2023年9月15日
国: 日本
ジャンル: 新感覚ミステリー
菅田将暉主演。
漫画は途中まで無料サイトで読んでそれ以降は未読…。でも気になってた。主人公の観察眼と淡々とした言い回しが独特で(髪型もだけど)、面白いな、と思ってた。
テレビドラマでは見てなくて、今日、映画だけアマゾンプライムで観てみた。漫画のビジュアルを実写で再現(髪型)するのはあんまり好きじゃなかったけど、全然気になることもなくあっという間に観終わった。
「お金と生死のかかった女の子」から遺産相続に無理やり立ち会うことに付き合わされる久能整(ととのう)(菅田将暉)。
ストーリーは横溝正史風に進むけれど、久能の持ち合わせた性格と”彼特有の流れ”がそうであるかのように、あまり残酷な事にはならない。それがなんか安心して観ていられる。
そして、事は単純かと思いきや、なかなか捻りも効いていて、途中から目を離せなくなった。
ミステリーで横溝正史風ときたら、おどろおどろしい陰湿な怖さがありそうだけど、そんな雰囲気はあるものの、実際にぎょっとするシーンは無い。それでも飾りは多いが重厚な家の中の「陰湿”風”」な演出?は何となくあって…画面が切り替わるときに一瞬真っ暗な映像を挟む、というところが、不安をちょっと駆り立てるかな。いい意味で緊張感というか。
人物の顔をゆっくり画面移動しながら映して背景が移動して、そこに立ち尽くす誰か。とかはいない。
これも久能整の性格からの、なんかこう…、暖かさというか。そんなのが全体的に醸し出されていた。
なんか物語のレビューじゃないな…。
先を追いたくなる映画。謎解きも緊張感があって面白かった。
久能の観察眼というのもあるけど、何かを評して発する言葉の数々が鋭いし、暖かい。作家の方のまなざしがこれなんだな、と思う。
アマゾンで観るときは注意:
エンドロールが始まってしまうと、Amazonプライムだと勝手にエンディングスキップしたり次の映画を自動再生したりする。ここはすぐにスキップをキャンセルして、 最後まで見るのをお勧め。『後日談』をみると余韻もちょっと違うので、ぜひ最後までどうぞ。

