昔、会社の同僚と映画の話題でよく盛り上がった。
その時「スネーク・アイズ」を観てどう思うか感想を教えてほしい、と言われたのがこの映画。ラストの感想を聞きたい、と。
一言で言えないのがこの映画。見た事のある人はわかると思うけど。
分かりにくい映画としても有名らしい。
当時その謎についても話し合ったけど、これを書くためにまた見直してみたら、新しいことが知れた。
謎については、そもそもストーリーがしっかり分かっていないと解けない。
というわけで、今回はあらすじを詳細に最後まで書いてみた。なのでご注意ください。
私の中では、見れば見るほど、新しい発見がある。
タイトル通り、何回も観直して解読していく謎解き本のような映画。
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「スネーク・アイズ」(原題: Snake Eyes)日本公開1999年
14,000人の観衆が集まったアリーナでは、”ハリケーン…いや、トロピカルストーム”「ジェゼベル」の真っただ中、ボクシングのヘビー級タイトルマッチが開催されようとしていた。アリーナはこの試合を最後に改装され、ギルバート・パウエル社の「ミレニアムホテル&カジノ」の一部となる予定だ。つまり、取り壊される予定。

汚職まみれの地元の刑事、リック・サントーロはそこで同じ高校出身であるボクサー、タイラーの勝利に大金を掛けようとしていた。勝ったらその金で浮気相手モニークに毛皮のコートを買ってやるつもりだ。掛け金は、付き合いのあるチンピラの賭博師サイラスを恫喝して上着から金をむしり取った。まさしくクズ警官。
リング脇にはギルバート・パウエル氏とチャールズ・カークランド国防長官、リックの幼馴染で大出世した軍人、ケヴィン・ダン中佐がいた。今回のゲームのホストでもあるパウエル社のミサイル迎撃システム『エアガード』が軍に納入されることが決まっており、その祝賀もかねての観戦だ。
まず、そこがこの話の要。
ゴングが鳴るとダン中佐は赤毛で赤いドレスの派手な女が気になる。彼女は試合を観てない。事情聴取に立ち上がるものの、総立ちの観客に紛れてどこかへ行ってしまう。それを追うダン中佐。その後に白いスーツの女がちゃっかり座りに来る。国防長官に何やら用事があるようだが…
一方、試合運びは不可思議な様相を呈していた。チャンピオン・タイラーが全く戦意を見せない。相手方はチャンピオンが戦わないと知っているかのようにふざけて猛烈に挑発してくる。そしていとも簡単にチャンプ、ダウン(その当時の心境を後にタイラーはリックに語る)。
その時、銃声が響き、国防長官と白いスーツの女が撃たれた。
直後、赤毛の女を追ってたまたま観客席上部にいたダン中佐は目の前で発砲した銃撃犯を撃ち殺す。持ち場を離れたことを後悔するダン。
アリーナは大混乱。リックが体を伏せつつ周りを見回すと倒れたはずのタイラーが頭をもたげて周囲を見回している。目が合ったとたんに再び目を閉じ、ダウンのふりをするタイラー。
タイラーに大金を掛けていたリックは放ってはおけない。もともと知り合いの多い地元。ガキ大将のように事件を仕切り、独自捜査を始める。
ーー
冒頭の約12分におよぶ長回し(ワンカット)の裏でどんなことが行われていたか。別カメラで撮った事実である映像と、冒頭のワンカットの突合せ、答え合わせが始まる。
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リンカーン・タイラーは賭け事が好きで、カジノに多額の借金があった。そこへ、ある話が持ち掛けられた。今度の試合で負ければ借金を帳消しにしてやると。そして控室に詰めかけたギャンブラーたちはこぞってタイラーの負けに掛け始めた。
連絡してきたのは赤毛の女だと言う。そして無線のイヤホンをした観客がダウンの合図を叫んだ、と。
リックは知る。
タイラーに声をかけた赤毛の女。
銃撃犯。タイラー。
イヤホンをした叫んだ男、それを無線で支持した人物。
合計5人。
そして国防長官に話しかけて撃たれた白いスーツの女も行方不明だ。
明らかに計画的だ、とダン中佐に訴えるが、ダンは否定的で単独犯の可能性が高いと考える。銃撃犯はイスラエルへの武器輸出中止を要求する脅迫状を国防長官に送っていた疑いがあり、犯人の死体に遺書らしき手書きのメモが残されていた。
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ここからのやり取りがこの映画を解読するキーになる。
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ダン中佐によると、ノーフォークで行われた対ミサイル防衛システムの実験は大成功で、犯人はそれを知って納入を阻止したかったのかもしれない、と。自分はその採用に向けて議会の説得を頼まれていた。湾岸戦争の時にこれがあれば、と残念がる。
犯人は目の前にいたが、自分は赤毛の女と話していて長官を守れなかった、とダンは度重なる失態を自責する。リックは優秀な親友の”ほんのちょっとしたヘマ”を何とかするつもりでいた。
ともかく、関係者全員を探すべく、ダン中佐は警備を確認しに行く。
監視カメラを確認していたリックは銃撃に関わった5人以外の一人、白いスーツの女を見つけた。ダン中佐とリック、同時に別方向から追ったがリックが身柄を抑えた。
そうして分かった新たな真実。
白いスーツの女はジュリア・コステロ。パウエル社の女性社員だった。
彼女は自社で開発中のミサイル迎撃システム『エアガード』の実証実験データが細工され欠陥品であったことを国防長官に告発しようとしていた。実験の衛生赤外線写真は当たっていないのに着弾、前もって爆発するように仕掛けられていたという。それを知った上での納入であった。
驚愕する国防長官。そこへ銃撃。
犯人はジュリアの国防長官へのメール告発を見抜いており、二人同時に消そうとしていた。
また、その前にジュリアは、ダンと銃撃犯を含む実行メンバーが集まっているところも目撃してしまっていた。
…信じたくない事実を知ってしまったリック。
これまで親友だったダンに対する仁義として悪党ぶりを発揮し、庇おうとして動いていたが、フライングアイ・カメラをチェックすると確かにダンは居た。

ーー
そして佳境
ーー
ダンは自分の信条のためにパウエルと共謀して犯行を行っており、また状況が変わってからはリックをどうしようもないクズ警官として金で買収できると見限っていた。
だが友情を裏切られたリックは首を縦に振らなかった。
金で動いたのはタイラー。一味となり、リックが気を失うまで暴行を働く。
目を覚ましたリックは発信機が取り付けられているとは知らずに、よろよろとジュリアのいる倉庫へ向かう。すぐ後ろにダンが付いてきている。
外は大嵐。
倉庫内のテレビには、ボードウォークに来ていた警察車両の映像がそこに居たマスコミによって流されていた。ジュリアは倉庫の反対側へ。ダンの発砲でロックが外れた扉から反対側へ飛び出したところで警察車両とカメラクルーと鉢合わせ。
「この女は容疑者だ!この女は国家の安全を脅かしている。リック、そう言え!」
「お前はもう終わりだ。スネーク・アイズだ!」
スネーク・アイズ : 負け、一巻の終わり、もう駄目だ
ダン中尉は自殺する。
その後、少し話は続くのだけど、次回記事へつづく。
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