少し前に子供からお勧めされたけれど、第一話から惹きつけられて、Amazonプライムですぐに見終わってしまった。
原作は読んでない。アニメ雑誌やサイトからも一切情報を得ていない状態でアニメだけ見た感想。
古代の人々がいかにして天文を極めていったか。その学問の成り立ちの話ではない。現代に続く学問を究めた偉人の話でもない。
普通の人々なら必ず持っている知的好奇心、探究心の話。
それが素晴らしい。人間って素晴らしいな、と思う。
その歴代の人々(研究者ではなく、一般の民達)の思いの連鎖と情熱を描いた壮大な物語、だと思った。
今と変わらず、そこにあった満天の星々を見ながら、人々は何を思っただろう。
現代のような科学や娯楽が発達しきってしまった、確立された学問を勉強する時代には、学問とはまず本に向かって始まる。
そんな確立されたものがほとんど無かった時代に、星空は人にとってどんなものだったのか…
不思議、解明したい、最先端、自由、未来、未知、希望、変わらぬもの、夢、癒し、神…
もっと多いかもしれないけど…
何かを深く知るということがそれだけで希望だった。毎日毎日、星空をずっと見上げる事で抱く疑問…
あまりにも大きな無限大の物が、よく見ると動いていると気づいた時に人は、どう感じるんだろう?
自分の小ささだろうか?自分の無力さだろうか?でもこれはマイナスイメージではないと思う。
それでふと思い出した。
昔、バイクで阿蘇山の中岳の噴火口を見に行ったことがある。一人旅だった。
円錐のような大穴の一番底の方に薄緑の湯溜まりが少しだけあって、よく見るとゆっくりと湯気が立ち上っていた。目の前に底がはっきり見えるのに、その位置はここからあまりにも遠く、穴の大きさに呆気にとられてばかりだった。
当時つらい仕事生活を送っていて、バイクは切り離せない趣味であり、現実逃避でもあった。
思い立って始めた長旅だったけれど、その中盤で阿蘇山に登った。
本当に行ってよかった。自分の小ささが滑稽に感じたし、いつまでも見ていたかった。
そんな当時のことを思い出した。
ここまで書くと、だいぶ哲学的な難しいアニメのようだけれど、そんなに小難しいことはない。この原始的な探究心は子供たちが一番純粋な物を持っているはず。
大人はこの話を見て読んで、思い出すものもあるはずだと思う。

